私の歩みの続き
木曽谷で暮らしていた時代は、毎日が楽しかった。
ある日中山道で遊び友達を探していると消防車がサイレンを鳴らして通った。そのあとをO君が走ってきて、隣村で火事なので見に行くという。僕も行く❕と二人で走った。2キロ走ると隣村との中間点にある牛乳集荷場がありそこから残り2キロを懸命に走った。
隣村に入ると前から緑色の営林署のジープが止まった。なんと親父が乗っていた。「なにしてんだ。」「火事を見に来た❕」ジープから降りた親父が木曽川の対岸を指さす方向を見ると、黒焦げの柱と梁だけの家が遠くに見えた。二人は有無を言わせずジープにつまみ上げられ10分ほどでスタート地点に戻された。
火事現場には近づかなくて良かったと今は思います。