このところ、グーッと冷え込んで寒くなりました。曇りの日が多く、なかなか空高く晴れる日がなく北信五岳の山々もすっきり頂上まで見える日がありません。志賀高原の紅葉は見頃とラジオでは言っていました。
先日、長野市にお住まいのIさんが見えて美術館の庭のススキをご覧になり、一本頂けますか?とあっという間に葉っぱのバッタを作ってくださいました。その見事な出来栄えに、言葉もありません。1分の速さで、たった1本の細長い葉っぱで胴体、触角、足を作り、べつの葉に止まっているように糊も無しにしっかりつけるのです。以前、飯山市の方から同じような葉っぱのバッタ(既に出来上がっていた物)をいたたきました。その時も感心し、カラカラになってワラ色になった今も美術館のショップに大切に飾ってあります。それをご覧になって、青々としたバッタを作って下さったのでした。その方は「簡単に作れるのよ」なんておしゃいましたが、短時間で本物のバッタらしく姿かたちを作れるセンスは大したものだなあと思ったのでした。