今朝はうっすら雪が積もり、早速、玄関の雪を払わねばと出勤しました。
すると、そこにいつもは見ない何かが2つ目に入りました。
ムクドリのつがいです。
1羽は息を引き取り、もう既に硬直しており、
もう一羽はそのそばで、震えるようにじっと何かを待っていました。
美術館は山の懐にあり、たくさんの動物がやってきます。
それは、いわば生死をかけた戦いの場でもあるのです。
エサを求めてやってくる動物たち、棲家を求めて集まってくる虫たち。
そんな戦いの場面と共にある美術館は、
本当はとても恵まれているのかもしれません。
息を引き取ったムクドリは雁田の土に返し、
もう一羽のムクドリはそれを悟ったかのように
いつの間にかいなくなっていました。
もうすぐ訪れる春、たくさんの生き物との出会いが楽しみでもある
今日この頃です。