美術館周辺ではハギやクズの花をみかけるようになりました。特にクズの勢力は猛烈です。雁田山を仰ぎ見ると、なんだかもっさりとしているのはクズの蔓がはびこり大きな葉っぱに覆われているせいでしょう。
古来から絵や歌の題材になり人間や動物が食用にしてきたクズですが、今や誰に採られることもなく、見向きもされず、手入れされない山林や野原を、わが世の春とばかりに覆い尽くしているのが初秋の光景です。しかし、花も葉っぱも近くで見るとさすがの風情が感じられますね。
明日は休館日です。今週もありがとうございました。